地元・岡山の砥石城へ、はじめて登ってきました。
場所は岡山市中区。小高い山の上にある、小規模な山城跡です。
もともと存在は知っていたけれど、訪れるのはこれが初めて。
名前だけは地味に有名(?)なこのお城。
実は、あの宇喜多直家の居城だった場所です。
小さな山城跡。でも、登ってみてわかった「ここを奪還した理由」
整備された登山道を歩くこと約30分。
山道の先にある頂上には、天守も石垣も残っていません。
でもそこから眺めた景色を見た瞬間、思わず「なるほど」と声が出ました。
砥石城のあるこの場所、地形的に旭川を見下ろす位置にあって、
周囲の動きが一望できる立地なんです。
「ここを押さえておくかどうかで、戦の流れが変わるな…」
そんなことを直家も思ったのかもしれない。
資料で読んでいたはずのことが、自分の目で見て、足で登って、
リアルに腹落ちしました。
宇喜多直家と砥石城のこと、少しだけ
砥石城は、直家が力をつけていく中で重要な拠点のひとつ。
一時は奪われていましたが、彼はこの城を再び奪還します。
この「取り返す」という行動に、ただの勢力拡大以上の意味があったんだと、
現地に立って改めて感じました。
城跡は語る。だから、歩きたくなる
石垣も天守もない、ただの山。
だけど、そこには確かに「戦略」と「執念」があった。
歴史って、こういう瞬間に生きてくるんだなぁと思いました。
岡山に住んでいながらまだ行ったことない方、
歴史好きな方、山歩きが好きな方にもおすすめしたい、
ちょっとした「戦国の痕跡」でした。
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